昨日は、東京国際フォーラムで開催されたメーカー主催のセミナーに行ってきました。内容は新商品のプレゼンやＺＥＨ住宅の売り方等・・・。ある建築会社の代表取締役で、大人気講師という方の話では「坪単価90万円の家を全国で100棟以上売っている」のだそう（200棟だったかもしれませんが忘れました）しかも各支店の営業マンは1～2人、施工は各地の協力会社に依頼しているとのこと・・・スゴイです・・・スゴイですよね？ しかし、何とも羨ましいお話・・・とは私は決して思いません。寧ろそんな仕事はしたくありません。大人気講師というだけあってお話は上手ですし、年60日以上海外を飛び回り、様々な研究をし、省エネ住宅普及に努める・・・スゴイ人だとは思いますが、尊敬はできません。何故なら私は家を『売る』という言葉が大嫌いだから。商売なのだから『売る』は普通。売れば売るほど恵比須顔・・・という事でしょう。年間100棟（200？）『売った』実績をお持ちなのだから、自信満々な立ち居振る舞いにも納得です。ですが私は、少ない人数で手間を掛けずに沢山『売る』よりも、少ない人数でも手間を惜しまず、一棟一棟気持ちを込めて『建てる』『つくる』会社でありたいと強く思い、失礼ながら中座してしまいました。
セミナー参加者の数百名の方がどう思ったかは分かりませんが、個人的には空っぽの内容でした。ですが、ある意味では参加して良かったのかもしれませんね(^^；
棟数は遠く及びませんが、一棟一棟丁寧に『建てる』家。是非、体感してください。
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