物の価値をどこに見出すのか、それぞれ違うとは思うのですが
均一のものをたくさん作ることは、機械が得意とすることであり、管理された工場でものをつくることは一定水準を保てるし納期に遅れないというメリットもある。でも平たく言えばそれ以下の水準にはならないけれどそれ以上にもならないということ。
機械に任せた方がいい仕事はたくさんある。そして機械に任せて量産した方が価格を安く抑えることもできる。ただ工場のラインではその先のお客様のことを考えることはない。
もっと良く、より良く、そのお客様に合わせて というような仕事は期待できない。
翻って、家づくりに関して言えば、その土地や暮らす家族のことを考えて「より良く」できるのは、現場の人であり機械でつくったものではない。機械で作ったものをどう納めるかを決めるのは現場の人の手であり、人の手だからこそ“もっとより良く”仕上げることができる。
現在<ただいま建築中>では、家づくりにかかわる職人さんに注目してレポート中。
たくさんの職人さんたちのプロとしての現場の手仕事、長年の経験や勘はいつも“もっと良いものを”の思いが原点です。
そんな思いで完成したI様邸のお引き渡しが先日終わりました。こちらのレポートもどうぞご覧ください
うれしいやら、寂しいやらの晩秋でございます