O様邸 防蟻処理を行いました。
基礎断熱材に使用しているミラポリカフォームは、
ノンケミカル耐防蟻性断熱材です。
薬剤を使用せず、物理的にシロアリを防ぐ断熱材ということです。
シロアリがかじれない硬さでできているため、
薬剤を使用しなくてもシロアリを防ぐことができます。
薬剤を使用しないので、人体にも環境にも優しいですね。
そんな優れた断熱材にも弱点はあります。
断熱材の継目です。
わずかな隙間でもシロアリは侵入します。
そこで、防蟻処理を行います。
断熱材を千鳥に配置した理由はここにあります。
写真の様にT字が作られ、
継目が地面から基礎天端まで一直線になるのを防ぎます。
距離が伸びればシロアリが土台までたどり着くリスクは減ります。
T字の交差点など所々に穴をあけます。
この穴にエポキシ樹脂と硬化剤を注入します。
写真に写っている道具を使用します。
注入された樹脂はカチカチに固まり、行き止まりができます。
こうしてシロアリが継目をたどって来るのを防ぐのですね。