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A様邸 スランプ値、テストピース

公開日:2011/10/19(水) 更新日:2016/04/13(水) 家づくりのこと社員

 

A様邸 スランプ値測定、テストピース採取を行いました。

 

職人さん達がコンクリート打ちを行っている中、

フレッシュコンクリートのスランプ値測定と、

テストピースを採取します。

 

 

 先ずはスランプ値測定から。

スランプ値測定の目的は、

フレッシュコンクリートの軟らかさを調べるためです。

コンクリートの材料はセメント、水、砂、砂利ですが、

水の割合を多くするとフレッシュコンクリートは軟らかくなり、

作業がしやすくなります。

しかし、コンクリートの強度が落ちます。

 

水の割合を少なくするとフレッシュコンクリートは硬くなり、

隙間なく流し込むのが難しくなります。

また、コンクリートが割れやすくなります。

 

何事もバランスが大切なようです。

 

 

フレッシュコンクリートをバケツに入れてもいらいました。

 

青色で、上の内径が小さい筒のようなものが写っていますが、

スランプコーンといいます。

 

 

スランプコーンにフレッシュコンクリートをいっぱいまで入れますが、

入れ方にも決まりがあります。

 

 

そしてスランプコーンを持ち上げると…。

フレッシュコンクリートは崩れます。

 

 

崩れた一番高い場所を測ります。

 

スランプ値は18.7㎝でした。

合格です。

 

コンクリート屋さんに指示したスランプ値は18.0㎝です。

判定基準は±2.5㎝までです。

 

スポーツなどで、不調な時に「スランプ」と言いますが、

スランプ値のスランプも「slump」でどうやら同じ意味のようです。

「下がる」ということでしょうか…。

 

 

続いてテストピースを採取します。

こちらも入れ方があります。

 

 

半分まで入れたら棒で突いて、ハンマーで叩いて…。

こうして三台分採取し、

現場で3日程養生し、

(財)建材試験センターへ郵送します。

 

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