気がつくと、もうずいぶん土の上を歩いていない。
家から会社までの道は、きれいに舗装されているし、土は造られた植え込みの中に見えるだけ。
アスファルトを歩くのが日常で、土の上はわざわざ出かけてゆくところ、非日常。
GWに出掛けた 北区西が原にある「旧古河庭園」では、むせかえるような緑の匂いに包まれる。
そもそも、5月は萌えるものなのだ。
きっとアスファルトに囲まれた生活では季節を木々の萌えるにおいや土の感触で感じることができない
だから違ったかたちで萌えてしまうのか?
いつの間にか忘れてしまっている大事なことが他にもきっとあるのかも知れない。